VIDEOS

ルイス・アレセ (映像) / 後藤英(音楽) - Continuum

プレビュー。2016年に発表予定

パトリック・デファステン (映像) / 後藤英(音楽) - BodyJack

プレビュー。2016年に発表予定。

アントアン・シュミット (映像) / 後藤英 (音楽) - CsO

プレビュー。2016年に発表予定。

後藤英 (音楽) - Duali

Artist Biography

後藤英suguru goto

後藤英

ニューメディア・アーティスト、作曲家。 時として、斬新なエレクトリカルミュージックとボディースーツを用いたパフォーマンスでテクノロジーを融合する。 それら作品の完成度は国際的に評価され、特にヨーロッパを中心に世界中のアートコンテスト、フェスにてこれまでに多くの賞を受賞している。 音楽、芸術、科学、哲学すべてにおいての深い造詣を前衛的に表現する日本屈指のニューメディア・アーティスト。 2016年3月に2枚組CDアルバム「CsO」とサウンド&レコーディングマガジンへの執筆の集大成である書籍「Emprise」を同時発表。 現在はパリを活動拠点としている。

http://suguru.goto.free.fr/

パトリック・デファースン

パトリック・デファースン

ベルリン、ドイツに在住のカナダ人アーティスト。デジタル・アニメーション、グラフィックス、短編映画、ライブ・オーディオ・ビジュアル・コンサートやインスタレーションのコンテンツを作成している。デザイン、映画、建築を学ぶ。彼の映像作品は幾何学的な抽象、ノン・ナラティブなデジタル美学が組合わさった形に基づいている。ソニック・リサーチ・セルAUDINTのメンバー。

http://www.defasten.com

ルシオ・アリーズ

ルシオ・アリーズ

建築家、ピアニスト、作曲家、グラフィック・デザイナー。思慮深く、個人的な方法で画像、動画や音楽との結合による可能性を探っている。2008年よりビデオ撮影を始め、映画監督としてのキャリアをスタート。 彼の作品は、ワンドットゼロ・アドベンチャー・イン・モーション、アルスエレクトロニカ、SIGGRAPHなど多くの世界的に重要なデジタルアートのフェスティバルにて展示されている。 その他、バイエルン放送やIdNマガジン、カンヌ映画祭などでも作品は発表されている。イタリア、クネオに在住

http://www.lucioarese.net

アントワーヌ・シュミット

アントワーヌ・シュミット

インスタレーション・アーティスト。音楽、ダンス、建築、文学、映画などの芸術フィールドにも関与している。主にプログラミングにより自身の芸術を展開。彼の作品は、国際フェスティバルのトランスメディア、アルスエレクトロニカ、ユネスコ、ビダ5.0、CYNETart、メディする@テラ、インタフェランスなどで賞を受けている。また、ポンピドゥー・センター(パリ)、現代美術館リヨン、シエナCAC、Sonar(バルセロナ)、ヌイ・ブランシュ(パリ、アミアン、メッツ、ブリュッセル、マドリッドで)などで展示されている。パリに在住。

http://www.antoineschmitt.com/welcome/

WORK

Continuum

この作品のタイトルContinuumは 、文字通りこの作品のコンセプトを示す。ゆっくりとした動きが徐々に単調な方法で別のセクションへと変遷されながら、一方で持続音は最初から最後まで続けられる。全体的なフォームは、 任意の方向へ誘導するもの、また減少と増加により緊張を導くでもない。同様に、これはドローンの効果 をもたらすべきものや、ある意味でのアンビエントの印象をもたらす目的のものでもない。時間が織り交ざりながら経過をしていくのが最終的な目的である。このコンセプトは二つの重要なキーワード、「迷宮」と「トートロジー」として言い換えられる。作品の中での限定された素材は絶えず異なるコンテキスト上を巡回し、異なるセクションごとにその容相を変える。進行するに従って迷路のように絡まりながら発展していく 。

BodyJack

この作品は本来、ダンスを含む、音楽と映像のためのパフォーマンス作品として作られた。その音楽の部分が収録されている。この作品のコンセプトは人工的な身体と現実的な身体の二元論的な関係性を追求することにある。人工的なものとヴァーチャルなものは時にはお互いに反し合っているもののように思われるが、両者はお互いに働き合うことができ、聴衆の文脈上の理解により意味性は変遷することもある。つまりこの文脈性は聴衆に現実性と人工性の概念を行き来することを提示する。

Cs0

声 : パコ・レオナルテ、アントナン・アルトー

この作品の基本コンセプトは、Artificcial Body and Real Bodyのプロジェクトに由来している。シアター形式の要素も彷佛させられる作品。テキストは、フランスの詩人、アントナン・アルトーの「神の審判と決別するために」と、フランスの哲学家、ドゥルーズ+ガタリの「千のプラトー」に基 づいている。この作品のタイトル、「CsO」は、両方のテキストに共通して使われるテーマ、「Corps sans Organes 」(器官なき身体)に由来している。 上記の作品より引用され、さらに編集されたテキストは、 Artificial Body and Real Body(人工の身体と本物の身体)というテーマに基づいているが、ストーリーを語るようなものではない。Artifical Body and Real Body、つまり、人工の身体と本物の身体であるが、これはそれぞれの意味は、反対、または、対立する関係にあると言える。しかし、同時に、似通っているものの微妙にずれも表している。

o.m.2–g.i.–p.p.

作品のo.m.2–g.i.–p.p.はIRCAMにて1998年に制作された。身体の動きとサウンドの関連性を作曲の上で試みられた作品である。この関係性を最も明確で適した形で扱うために、静と動のセクションが交互に繰り替えされるシンプルな構成が考えられた。このような明確なフォームを用いることによって、音楽的に穏やかな部分は身体の動きも緩やかになり、動的な部分は敏速な動作、強い動作などによって、サウンドを作り出すことなど、身体性とサウンドのインタラクションの探求をさらに深めることが考慮されている。ちなみに、このタイトルは、o.m=Onomatopoeia (擬声音)、montage(編集、切り張りしたような連続的なブロック構成)、これらの要素は作品の中で明確に見受けられる、2=(第2バージョン)、g=granular(グラニュラー)、i=interpolation(インターポレーション)、p.p=polyphase(複数の層となった段階)のアイデアにより基づいている。コンピューター・ジェネレイティッド・サウンドはNeXTコンピューターとISPWでMaxによって制作された。後にこれはMax/MSPに移行された。合成音の方法は主にアディティブ・シンセシス、FMシンセシス、そして、グラニュラー・シンセシスによって作られ、これらはこの作品のために新たにMaxによってプログラムされた。合成音をコントロールするにあたり、メカニカルなテクスチュアを作り出すためのアルゴリズムが作られ、時間の進行と共に、そのテクスチュアは徐々に変化をする。パラメーターはコントロールされたランダムにより決められ(マルコフ・チェーン)、多くのヒラエルキーを通して最終的に音を作り出すパラメーターへと決定される。特に、グラニュラー・シンセシスでは音が徐々に変化されるようにプログラムされた。この作品のフォームはむしろ明確に構成されており、ブロック・タイプのセクションが連続的に並べられている。静的なセクションから始まり、常に動的なセクションが後に続く。作品全体に渡って、これらは急に変化をする。このフォームのアイディアは以前の作品にすでに実験され、この作品においてはさらに可能性が発展させられた。複数のメカニカルなテクスチュアは水平に重ねられ、同時に、ポリ・テンポを作り出す。それぞれのセクションでは、ある状態から別のレベルへと徐々にテンションが増加される。このアイディアは曲全体に渡っても応用されており、それぞれの以前のセクションと比較しても、後のセクションは曲が進行するにあたって増加していく。

Duali

この作品はアルス・エレクトロニカ2013のデジタル・ミュージック部門にて栄誉賞を受賞した。本来、モーション・キャプチャー・システム(ボディスーツ1とボディースーツ2)、インターアクティブ・ビデオ、サウンドのために制作され、音楽の部分のみが収録されている。この作品は、ニュー・メディア・アート、ダンス、音楽、映像、パフォーマンスなどの分野に渡る、しかしいずれのジャンルにも属さないスタイルに基づいている。身体の動きを認識するモーション・キャプチャー・システムとそれに関係する無線システムやプログラミングなどは独自に開発された。それを用いて人間とマシンの関係における可能性の拡張の可能性の探求が行われている。このパフォーマンスでは、特にボディースーツによってステージ上でリアルタイムに変化する映像とパフォーマーの身体、映像と建築/照明などにおけるインターアクションが追求された。この作品は二元論の思想にアイデアを得ている。両者のいずれかが優劣または劣等であることを提示するのではなく、むしろその相異なる両者は相互作用し、さらにそれによって新たな次元を導き出すことが目的である。例えば、ステージ上では二人の対比するかのように見えるダンサーによって繰り広げられ、さらに映像と身体のインターアクションが表現される。ここでの二元論とは「精神 - 身体」または「精神 - 二元的物質」などのように説明することができる。ステージ上のパフォーマンスでは、空間 - 建築 / 時間 - 身体 のようにさらに発展させられ表現されている。ダンサーは男性 - 女性 / 人間 - 機械から成り立ち、このように相反していていながらも共存している考え方を示している。さらに映像は白黒のみから成り立ち、舞台上のパフォーマンスは拡張された身体 – 仮想空間、音楽は音響 – 騒音 / 表現 – 抽象性、コレオグラフィーは論理性 – 知覚 / 身体 – マシンを意味している。この二元論の考えをさらに抽象的な思想における東洋とヨーロッパの間における地理的、文化的な混合に関係する考えへと繋げることもできる。

BOOKS

書名 Emprise(エンプリズ) ~現代音楽の系譜から、コンピューター・ミュージック、エレクトロニック・ミュージック、ニュー・メディア・アート、新たなパフォーマンスへの進化~ 著者 後藤 英(ごとう すぐる)

作曲家、ニューメディア・アーティスト。国際的に評価されており世界活地 で活躍。フランス語、英語、ドイツ語、日本語の4カ国語を巧みにこなし、 世界中を斬新で刺激的な作品で新たなテクノロジーと関連させて発表してい る。フランス、パリにあるポンピドゥー・センターのイルカム招待作曲家、 研究員、ボルドー芸術大学准教授。

ISBN 978-4-7998-0148-2 発売日 2016年3月15日(予定) 判型 B5判・並製・432ページ 定価 6,000円(本体) 発行・発売 株式会社スタイルノート

http://www.stylenote.co.jp/news/20151230.html